売掛債権担保融資について

「売掛債権」とは商品やサービスの提供側が顧客からお金を受け取る権利のことで、「売上債権」とも呼ばれています。

一般的に、商品やサービスは「信用取引」で行われていて、あらかじめ商品やサービスなどの提供・受け取りが完了した直後に請求書を発行し、お金の支払いは翌月末か翌々月末です。この時、顧客からお金が支払われるタイミングが1ヶ月から2ヶ月後となるため、それまでの期間に提供側が「売掛債権」を保有します。「売掛債権担保融資」とは「売掛債権」を担保として、提供側が金融機関から融資を受けることで、「売掛債権担保ローン」とも呼ばれています。

売掛債権を担保とした融資は海外では一般的で、手堅い資金調達手段として定着していますが、日本国内ではあまり広まっていません。「売掛債権担保融資」は、これから得られる予定の売掛金を担保にしてお金を借りるため、資金繰りが改善します。資金繰りの改善においては、不動産担保や預金担保よりも有効だと言われています。国内の企業や個人は「売掛債権担保融資」をもっと利用すべきでしょう。

なお、2001年の中小企業信用保険法改正により、「売掛債権担保融資保証制度」が創設されています。この制度によって、中小企業者が売掛債権を担保として金融機関から融資を受ける際に、その債務を信用保証協会が保証することで、中小企業の資金繰りの円滑化を図れるようになりました。さらに、2007年の中小企業信用保険法改正により、この制度は流動資産担保融資制度(ABL保証)へと拡充されています。

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